平成30年7月1日から国税庁は、偽造防止技術を施した新形式の収入印紙の適用を開始します。

　現在発行されている収入印紙は31券種ですが、このうち19券種（200円、300円、400円、500円、600円、1,000円、2,000円、3,000円、4,000円、5,000円、6,000円、8,000円、10,000円、20,000円、30,000円、40,000円、50,000円、60,000円、100,000円）が新形式となります。

　形式改正後は、紫外線ランプの照射で発光する特殊発光インキ（可視領域では無色だが、紫外線ランプの照射で発光するインキ）及びマイクロ文字､着色繊維及び透かし入用紙の使用が全券種に導入されます。

　この他､200円券にはパールインキ（見る角度でパール色の光沢模様が現れる技術）､イメージリプル（特殊レンズを重ねると､「200」の文字が現れる)が導入されます。

　300円から600円の4券種では、メタメリックインキ（専用シートを重ねると、模様が消える技術）が使用されます。また1,000円以上の14券種では､メタリックビュー（見る角度を変えると、複数の模様が現れる技術）が導入されます。

　尚､改正前の収入印紙については、改正後の収入印紙適用開始後も引き続き使用することが可能です。

新収入印紙の具体的なイメージは､下記の国税庁URLで確認できます。

【収入印紙の形式改正について】