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こんな症状に思い当るところはありませんでしょうか? 私の場合…実は全部かも。こんな自分に「喝」を入れるべく読んだのが『脳が冴える15の習慣~記憶・集中・思考力を高める』(NHK出版 生活人新書 築山節・著)です。 「冴えない脳」を治すために必要なのは、たまに行う脳トレーニングではなく生活の改善であると作者は述べています。本書では有効性が高い15の習慣を提案し、仕事ができる脳・若々しい脳を取り戻すためのポイントが解説されていますが、今回はその要点をご紹介します。
▽目的: |
脳の活動を安定させ、集中力や頭の回転の速さを高めたりするための習慣。特 に集中力が続かず、仕事を終えるのが遅くなりがちな人は要チェック。睡眠の意義についても触れている。 |
脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口をよく動かそう
生活のどこかに「試験を受けている状態」を持とう
夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を利用しよう
▽目的: |
思考系の中枢である前頭葉を鍛えたり、その力が発揮されやすい環境を整えたりするための習慣。特に行動力や自分をコントロールする力が弱くなっている人には有効なヒントが得られるはず。 |
家事こそ「脳トレ」。雑用を積極的にこなそう
自分を動かす「ルール」と「行動予定表」をつくろう
忙しいほど「机の片付け」を優先させよう
▽目的: |
情報を脳に入力する力と記憶力を高めるための習慣。特に、人から話しかけられたときの反応が鈍くなっている人、よく物忘れを指摘される人は、ここ読むと気づくことがある。 |
意識して目をよく動かそう。耳から情報を取ろう
「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書こう
▽目的: |
情報を出力する力、つまりコミュニケーション能力を高めるための習慣。長い話をするのが苦手な人、相手に言いたいことを上手く伝えられないと感じることが多い人は、特にここを参考にして。 |
メモや写真などを手がかりにして、長い話を組み立てよう
「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話そう
▽目的: |
臓器としての脳を健康に保つための習慣。特に、不摂生を続けている人、脳の画像検査を受ける機会がない人は注意して読んで。 |
脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう
定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックしよう
▽目的: |
やや応用的な話。習慣13では脳を自己管理する方法について、習慣14ではひらめきを生み出しやすくする習慣について、習慣15では意欲を高めやすくする生き方について、それぞれ解説する。 |
「失敗ノート」を書こう。自分の批判者を大切にしよう
ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにしよう
人を好意的に評価しよう。時にはダメな自分を見せよう