許せません!公務員の税金ムダ遣い
所得税・住民税・消費税・固定資産税・自動車税・・・etc.税理士の私が言うのもナンですが、税金を払うとき「税金払いたくないな。」と思います。払いたくないけど、払います。国民の義務ですから。 税金は国民生活、国家運営の根幹をなす制度ですからその重要性はご存知の通りです。払うものを払わなければ痛い仕打ちも待っています。では、我々が納めた血税は正しく使われているのでしょうか?
平成16年11月9日に会計検査院より小泉総理に提出された平成15年度の「決算検査報告」によると、何と285件430億円にものぼる不正支出・無駄使いが指摘されていますが、20年間で最悪の結果となりました。血税のムダ遣いの様子が毎年報告されているのに、何故一向に改善される気配がないのでしょう?お役人の怠慢や非常識なコスト意識は到底理解出来るものではありません。
ムダ遣いの報告は次の4つに分けて指摘されています。
A. |
法律、政令、予算に違反しまたは不経済、非効率など不当と認められた「不当事項」 |
B. |
不当行為ほどではないが、改善を要求した「意見を表示し又は処理を要求した事項」 |
C. |
検査時に指摘したところすぐに省庁や団体が改善処置をとった「本院の指摘に基づき当局において改善の処置を施した事項」 |
D. |
事業効果等の見地から問題を提起して事態の進展を図るため、「特に掲記を要すると認めた事項」 |
今回は、私達の血税が如何にぞんざいに扱われているのか、この「税金のムダ遣い」の中身を、官公庁別に主に「不当事項」を中心としてご紹介します。
1.総務省のムダ遣い
1.無駄とされた金額
2.不当事項の主な内容
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- 電気通信格差是正事業の実施に関して、各自治体への補助金が不当であると指摘された。この事業は、地域通信ネットワ-クのインフラ整備のために補助金を出すというものだが、補助の対象とはならない設備購入費を補助対象に含めたり、材料費の負担額を適切に算定していなかったため、3つの事業主体である自治体に対して1695万円の補助金を多く払っていた。
- 双方向通信の行政サ-ビス名目でパソコンを購入しておきながら回線に繋がれておらず、ほとんど誰も使っていなかったケ-スも。
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2.外務省のムダ遣い
1.無駄とされた金額
2.不当事項の主な内容
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- 在ラオス大使館では杜撰な経理処理の結果、現地職員による着服が横行し、在エドモントン総領事館に至っては、会計担当者である副領事が着服していたという。その額2件で1100万円
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3.財務省のムダ遣い
1.無駄とされた金額
2.不当事項の主な内容
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- 税金の過徴収
- 税金の徴収不足
- 芝税務署の財務事務官が、源泉徴収未納者の指導・調査中に現金385万円を ネコババ(平成16年9月現在未補填)
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4.文部科学省のムダ遣い
1.無駄とされた金額
2.不当事項の主な内容
5.厚生労働省のムダ遣い
1.無駄とされた金額
2.不当事項の主な内容
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- 社会保険庁が入札もせず、特定業者からの「国民年金事業に使用する金銭登録機」を購入契約
- 同様に、「届出用紙等印刷システムの導入」を購入契約
- 補助金の過払い
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- 厚生労働省広島労働局の不正経理事件では、同省発表と別に4100万円の裏金発覚
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6.農林水産省のムダ遣い
1.無駄とされた金額
2.不当事項の主な内容
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- 農地保全や治山事業など地方自治体が事業主体となる補助対象事業のうち、 14件が不当行為
- 精算過大(余計な経費まで計上すること)などの補助金の過払い9件
- 設計不適切など事業の目的が達成出来ていないもの5件
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7.経済産業省のムダ遣い
1.無駄とされた金額
2.不当事項の主な内容
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- 地域産業の活性化などに使われる補助金の交付に際し、補助対象となる機械を買わなかったり、実施すらしていない事業主体に対しての補助金交付が計11件3960万円
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8.国土交通省のムダ遣い
1.無駄とされた金額
2.不当事項の主な内容
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- 地方公共団体等が事業主体となって実施する補助金対象事業に関連するものが不当事項とされ、この補助金について、過大交付や積算過大(多すぎる見積り)で交付していた事例が14件2億2691万円
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9.環境省のムダ遣い
1.無駄とされた金額
2.不当事項の主な内容
10.日本道路公団のムダ遣い
1.無駄とされた金額
2.不当事項の主な内容
11.日本郵政公社のムダ遣い
1.無駄とされた金額
2.不当事項の主な内容
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- 全国25の郵便局において、職員による総額3億199万円の不正領得。 舞台は殆どが特定郵便局(未返済分は全体の2/3以上)
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12.日本放送協会のムダ遣い
1.無駄とされた金額
2.不当事項の主な内容
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- 大阪、京都、北九州各局で職員が不正行為。徴収した受信料から5196万円領得した輩も。
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13.都道府県警のムダ遣い
1.無駄とされた金額
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- 3900万円(但し、領収書がなく支払先が不明などの案件)
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2.不当事項の主な内容
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- 抽出された12都道府県警における37部署の捜査費を調べた結果、明確な 不当事項とされないまでも捜査協力者への謝礼や捜査拠点への借上げ費で 1195件、約3900万円が領収書なし、支払先不明。
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