「モナ・リザ」を鏡に

 レオナルド・ダ・ビンチの名画「モナ・リザ」を鏡にして、新年度を新しい環境で迎えた人が自分を見つめ直す機会を持とうと勧める記事が『日経ビジネス 2012.4.16号』に掲載されています。あなたも、ちょっと自分を見つめ直してみませんか?


1.「モナ・リザ」は微笑んでいる

 笑顔はビジネスでの振る舞いの見本です。軽く口角が上がっている「モナ・リザ」の表情は大袈裟でなく、それでいて温かさがにじみ出る、まさに「微笑み」である。この微笑みを忘れないようにしたい。

2.「モナ・リザ」には装飾品がない

 「モナ・リザ」は指輪やネックレスなど装飾品を身に着けていない。高価なスーツや小物でむやみに飾り立てず素のままの自分を出せる装いが大切。

3. 他社を凌ぐスピード力

 「モナ・リザ」には眉毛が無いが、なぜか変に見えることはない。人と多少違うところがあっても、必要以上に気にする必要はない。

4.「モナ・リザ」は斜に構えている

 「モナ・リザ」は斜めに体を向けている。履歴書の写真のように正面を向いてはいない。身だしなみをチェックする時、鏡で自分の正面だけを見ていないだろうか?斜めからの姿も映して、背筋の伸びも確認しよう。

5.「モナ・リザ」はどこから見ても視線が合う

 「モナ・リザ」は上方、下方、左右のどこから見ても視線が見る者を追ってくる。鏡だとすれば、それを見ている限りは、どこから見ても視線が合う。自分が自分を温かい視線で包むように見守っているように。周囲の人に対しても、同じように温かい気持ちを注いでほしい。