平成27年度路線価

 平成27年度の路線価が発表されました。全国平均で0.4%の下落となったものの下落幅は計算方法が変更された平成22年度以降最低で、下げ止まりの感があります。都道府県庁所在地のうち、前年度と比較して上昇したのが21都市あり、昨年度との比較においても増加傾向にあります。このうち、10都市は上昇率が5%以上で11都市は5%未満となっています。

ここ松山市もその21都市の内の1つですが、最高路線価の所在地が商店街内の地点に変更されているというのも特筆すべき現象です。松山市の商店街も他の市街地商店街と同様衰退傾向にあって空き店舗が増え続けていますが、近く商業施設を備えたホテルが開業することもあり、活性化が期待されます。

 最近、松山の中心地でインキュベートルームを何ヵ所か見かけました。新たに事業を立ち上げようとする方には心強い存在となっているここと思います。「地方の時代」が名ばかりでありませんように、地元の活性化に向けた事業創生に期待したいものです。