朝行事の悩み解決

 朝礼は固より、社訓唱和、ラジオ体操、会社周りの清掃…各社は朝行事に意義があると考え実践しています。ただその効果が限定的であるとの意見もあり、必ずしも顕著な成果が上がっているとは言えないようです。

 では、朝行事にはどのような課題があるのか?典型的な五つの課題とその解決策を、『NIKKEI Top Leader 2015.9号』よりご紹介します。

 

課題1.朝行事が形骸化している

⇒「目的を明確にする」ことが重要。朝行事の狙いが曖昧では、解決の方向性が不明確

課題2.朝行事導入に社員が抵抗する

⇒朝行事の導入や強化は必ず社員の抵抗に遭う。断固たる意志で反論、説得する根気が必要

課題3.朝忙しくて現場を見られない

⇒トップの思いが反映されない朝行事に効果は期待できない。短時間で良いので必ず参加して思いを伝えることが重要

課題4.朝行事の間社員に元気がない

⇒演技で良いので経営者が元気な態度を見せること。業績アップについて過度に強調すると却って委縮する社員もいるのでその話題は別の会議で。

課題5.全社員を集められない

⇒全社員集めるのが理想だが、無理な場合もある。例えば点呼で不在の社員の名前を呼ぶなど一体感を生むための工夫が必要