社長の「ひらめき力」を上げよう

 従来の得意先に頼っていては将来の展望は開けません。新しい販路や新しい市場を開拓するにはどうすればいいか?それには社長の「ひらめき力」がキーワードとなるようです。

『日経TOP LEADER 2015.10号』の特集‘販路開拓の正解と誤解 社長の「ひらめき力」を上げよう’では、静岡県富士市産業支援センター「f-Biz」の支援内容が紹介されていますが、そのエッセンスをご紹介します。

 

1.「f-Biz」は、公的支援のモデルケースとして国も注目している。実際、中小企業からの相談件数300400件/月のうち、約7割がそのご販売を伸ばすという成果が上がっている。

2.従来の中小企業支援は、問題点を抽出して指摘するところまでで終わり。中にはSWOT分析結果を提示するケースもあったが、具体的に踏み込んだ指導はなかった。

3.「f-Biz」のアドバイザー7人はまず企業のセールスポイントを探す。どんな企業にも必ず強みはあるはず。セールスポイントを捉えたら社長に伝えるが、強みをどう生かすかがアドバイザーの腕の見せどころ。

4.アドバイザーは普段の生活の中で常にユニークなものを探し、評価し、結果に敏感である習慣をつけている。そうしたなかで感性を磨いている。