マイナポータルの活用

 マイナンバーが付された自分の特定個人情報やりとりの記録をインターネットを介して確認することが出来るシステムを『マイナポータル(情報提供等記録開示システム)』と言い、平成291月の稼働が予定されています。

 具体的な内容は次の三つです。

  1. 個人情報をいつ、誰が、何のために提供したか
  2. 行政機関が持つ自分の個人情報の内容
  3. 行政機関などからひとりひとりに合ったあった行政サービスのお知らせ

 

 パソコンのみならずタブレット端末やスマートフォン等からも利用できるよう想定されていますが、それらを持っていなくても利用できるよう公的機関にも端末が設置される予定です。

 また、将来的な活用プランとしては、国民年金保険料のワンクリック免除申請、医療費通知を活用した医療費控除申告手続の簡素化、税・社会保険料のクレジットカード納付など決済をキャッシュレスで行うサービスも検討されています。

 さらに官民の横断的に手続きのワンストップ化などのサービスの利用も検討されています。例えば引っ越しの際、e-Tax・ねんきんネットと民間サービスとのIDやデータの連携、子育てなどを一挙に処理するなどのケースが想定されます。ただ、このような運用には厳格な本人認証が必須であることから、マイナンバー以外の方法で本人確認を行う仕組みの採用が検討されているようです。