撤退の決断 ~ 経営者の迷いを断ち切る

 このところの株安と原油価格の下落、それに加え急激な円高と、回復基調にあった景気の減速が懸念されています。日銀は日本の金融史上初めての「マイナス金利」という政策導入を決断していますが、その効果を不安視する意見も聞かれます。

 さて、国内での市場は既に成熟しているため、強い事業分野への集中が生き残りの条件となっているのは誰も知るところではあります。ところが実際に撤退を決断する場面では迷いが生じ、素早い対応が出来ない状況が生じる事もあります。経営者はなぜ迷うのでしょう。

それは経営者が自分の非を認めることが出来ないからです。

 僧侶の小池龍之介氏がこの『迷い』を断ち切る方法を伝授していますのでご紹介します。

(参照:日経TOP LEADER 2016.2月号)

 

. 狭い視野では決断できない。客観的な第三者に助言を求めよ
. 原点に戻って事業存続を考え、過去への執着を断ち切る
. 新事業の課題を洗い出し、一つずつ解決して不安を解消
. 成功体験にいつまでも頼らず、時代の変化を意識する