ここまで下がった仕事の単価

 世の中の不況を反映して、仕事の単価も下がっている…という記事が「プレイボーイ2011.12.12号」に掲載されています。今回は、バラエティ豊かな職種のシゴトの単価の一部をご紹介します。但し数字は職種の平均値ではなく調査対象者個人のもので、最盛期との比較で表わされています。


【技術・職人系】

 1. ウェブデザイナー(38歳・男)

*50%ダウン
*受注単価の平均が10年前と比べて約半額

 2. SE(31歳・男)

*33%ダウン
*1件当たりのギャラ相場が60万円→40万円に

 3. 経営コンサルタント(58歳・男)

*30%ダウン
*コンサルタント料が約10年前と比較して平均3割減

 4. 新卒採用コンサルタント(38歳・男)

*33%ダウン
*総合コンサルタントの年間契約料が600万円→400万円に

 5. 探偵(43歳・男)

*50%ダウン
*調査1件当たりの単価が10年前と比べて半額に

 6. カツラ職人(76歳・男)

*変動なし

【流通・サービス・小売ほか】

 7. タクシードライバー(42歳・男)

*40%ダウン
*1日の水揚げが小泉内閣以前の6万円以上→4万円以下に

 8. 不動産デベロッパー(50歳・男)

*変動なし
*材料費などは高騰。下請けをたたいて儲け維持

 9. 自動車ディーラー(37歳・男)

*40%ダウン
*販売不振で出来高部分が激減し、年収が10年前から4割減

 10.居酒屋店長(35歳・男)

*変動なし
*給料は変わらず。但し、従業員数、バイト人数が減少

 11.家電販売店店員(31歳・男)

*100%ダウン
*指定商品を値引きなしで売った際の歩合給が完全消滅

【国家資格系】

 12.弁護士(居候弁護士)(36歳・男)

*変動なし
*企業顧問契約減を破産・倒産案件でカバー。但し、’ノキ弁’は苦しい

 13.税理士(40歳・男)

*30%ダウン
*企業顧問料が月平均5万円→3万5千円に

 14.精神科医(開業)(29歳・男)

*変動なし
*単価は横ばい。但し、診療時間が延び時給換算では大幅ダウン

 15.産婦人科医(病院勤務)(37歳・女)

*変動なし
*時給体系変わらず。但し、殺人的な激務も変わらず

 16.助産師(30歳・女)

*変動なし
*時給体系変わらず。近年は勤務条件もやや改善傾向

 17.建築設計士(42歳・男)

*70%ダウン
*住宅売り出し価格からの取り分が、10年前と比べて7割減

 18.美容師(27歳・女)

*10%ダウン
*カット客が平均1割減。自費講習、労働量も増加傾向

【エンタメ系】

  19.芸人(32歳・女)

*40%ダウン
*テレビの仕事が4割減。震災後はライブや営業も減少傾向

 20.スタジオミュージシャン(37歳・男)

*80%ダウン
*メーンだったCM音楽の発注が、10年前と比べて約8割減。

 21.イベントコンパニオン(27歳・女)

*37%ダウン
*1日当たりのギャラ相場が15,000円→11,000円に

 22.テレビカメラマン(36歳・男)

*66%ダウン
*同じ受注金額でロケが1本撮り→3本撮りに。仕事も減少傾向。

 23.スチールカメラマン(37歳・男)

*40%ダウン
*一番ヒドイのは広告写真の単価大暴落。全仕事平均で4割減。

 24.ボーイズラブ小説作家(35歳・女)

*∞
*昔はマイナーな趣味の世界だった。但し、今も専業は厳しい。

【公共・公務員系】

  25.地方公務員(32歳・男)

*2%ダウン
*3年前から基本給とボーナスが毎年0.5%ずつカット

 26.教師(公立中学校教頭)(52歳・男)

*25%ダウン
*ボーナスが1か月分減。それでいて仕事は増える一方。

 27.消防士(29歳・男)

*30%ダウン
*救急出動数が増え、労働単価が大幅に下落

 28.郵便局員(35歳・男)

*30%ダウン
*昨年から今年にかけて、初めてボーナスが3割カット