混迷の時代に勝つ社長と会社

 国内では、人口減少、少子高齢化が今後急速に進展します。デフレ脱出の兆しも見えず。内需は縮小、海外へ輸出しても円高の影響で利益に結びつかない。このような環境にあって、経営者はどのような心構えで企業運営のかじ取りをするべきかという課題をつきつけられています。『日経TOP LEADER 2010.10号』(日経BP社)では、’混迷の時代に勝つ社長と会社’というタイトルで特集記事が企画されています。内容は、次のような構成です。

  1. 名経営者2人の覚悟(ジャパネットたかた社長・ケーズホールディングス社長)
  2. 「日本を創った男たち」からのメッセージ
  3. 「2人に1人」は5年以内の倒産を覚悟
  4. 中小企業3社の挑戦
  5. 混迷の時代に勝つためのチェックリスト(今、必要とされる経営者の条件22
  6. 目指せ!小さなビジョナリーカンパニー

 

 今回は、“混迷の時代に勝つためのチェックリスト(今、必要とされる経営者の条件22)”をご紹介します。不透明な時代を乗り切るには、まず明確なビジョンを持つことが大切です。だも、それだけで優秀なリーダーにはなれません。発想法や組織づくりなど、経営者に今こそ必要な条件のリストとなっています。


【発想・視点】

□ 自社の強みを常に意識して判断する
□ 利益を追わず、顧客・社会のために働いている
□ 周りが委縮している不況時こそ攻める
□ 過去の成功体験に執着しない
□ 流行は追わず、時代の流れには従う
□ 夢に酔わず、着実な成長を目指す
□ 小さな分野でも「世界一」「日本一」を持つ
□ 「社員のせい」「景気のせい」と責任転嫁いない
□ 目先の利益より、長期的な成長を重視
□ 己の小さな経験より、歴史に学べ

【行動】

□ どんなことが起きても、自分で責任を取る
□ 情緒に流されず、最後は数字で比較する
□ 常に最悪の事態を意識して動いている
□ 本業がつらくても、安易な新規事業に走らない
□ 社員への支持は大事なポイントだけを繰り返す
□ 間違いは即座に正す。「朝令暮改で何が悪い」と思う。

【組織】

□ 情報収集を怠らず、変化を察知する仕組みがある
□ 朝礼などで、企業理念を常に浸透させている
□ 社内の風通しの良さを点検する仕組みがある
□ 絶えず視点を変え、コスト削減を続ける仕組みがある
□ 社員の成長を信じ、現場に任せる体制がある
□ 人材にはこだわり、入念な採用活動をしている