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私の事務所から駐車場へ徒歩で移動する際、途中の交差点で話術巧みなお兄さん、お姉さんに先導される高齢者の一団に出くわすことが度々あります。いわゆる「催眠商法」の類と思われますが、先ずは繁華街で安い小物をタダで配り、'あちらの会場でもっと良いものを'の言葉に誘われて会場に入り、半監禁状態となって最後に高額な羽毛布団や健康器具を買わされる・・・というパターンの被害者予備軍とでも言えましょうか。
もう20年以上前世間知らずの新米主婦の頃、家計を助けるべく「卵1パック50円」の広告につられてのこのこと「催眠商法」会場に足を踏み入れ、監禁状態になったという恥かしい過去を持つ私は、敵の戦術にちょっと詳しいのです。途中のプロセスは省略しますが、最後に高額商品の購入を拒否すると、あんなに優しかったお兄さんが鬼と化してお年寄りを怒鳴り付けます。気の弱いお年寄りなら断りきれずに買ってしまうという心理も分からなくはない気がします。クーリングオフなどの制度もあるものの、子供達にしかられるのを恐れて相談せず泣き寝入りしてしまう被害者も多いようです。
判断力の衰えた高齢者の財産を狙った振り込め詐欺や悪徳商法から財産を守ったり、希望する介護サービスを受けたり、という目的のため第三者が財産管理や契約を行う『成年後見制度』が創設されていますが、利用は伸び悩んでいるのだそうです。便利なはずの同制度の利用が進まない背景には何があるのでしょう?
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