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トップトピックス>社長の質問力

社長の質問力  2006/02/01


 

 社長は、現状把握や将来設計、対策を考えるために、社員に様々な質問をする機会が多いのではないでしょうか?そのときの言葉遣いや問い掛け方の違いで、優れた答えを引き出せるかどうかが決まると言います。また、優れた質問は人を深く考えさせ、成長させるきっかけになるとの意見があります。
 
 今回は、『日経ベンチャー 2006年2月号』(日経BP社)から、'社長の質問力を磨く 〜 周りがみるみる伸びる魔法の言葉'をご紹介します。



1

質問の三つの心得

 

【1】 怒らない、否定しない

「なぜできなかったんだ!」これは質問ではなく、質問のふりをした叱責。問題の本当の原因を引き出すための言葉としては、「『なぜできなかった』よりも『何が必要だったか』と質問する方がいい」

その質問、するべからず!
・・・なぜできないんだ!



【2】 答えは相手の中にある

質問が有効に機能するかどうかは、その場の「雰囲気」に左右される。質問者と回答者との間で信頼関係がなければ、質問しても相手はなかなか本音を語りはしない。雰囲気が整う前に「質問攻め」にすると、相手は混乱させてしまうだけ。

その質問、するべからず!
・・・それは違うだろう?



【3】 「質問する風土」を根付かせる

社長を中心に'問題を考え、答えを出し、実行する'という問題解決のプロセスを会社全体に広げ、必ず達成しようとの文化が根付いた企業ほど、業績が上向く。

その質問、するべからず!
・・・自分が若い頃は・・・




2

質問力に磨きを掛けるべく奮闘する社長のリポート

 

【1】 プライム社長 松井博昭
       〜 週に一度の部下との対話で作業ミスが7割減った

私の質問術
  A 威圧感を持たないように相手の話を聞く姿勢を保つ
B 「人はそれぞれ違う」ので、自分の意見を押し付けない
C 「重要だけど緊急でないこと」が話し合いの議題に向いている




【2】 オオホリ社長 大江文彦
       〜 お客様のニーズが質問の中で見えてくる

私の質問術
  A 顧客は自分でも本当のニーズに気付いていない
B 回答は矛盾していて当然。質問の中で優先順位を付ける
C 自分から答えを言わない主体となるのは顧客自身



【3】 トレンド・プロ社長 岡崎充
       〜 相手だって人間だ 言い訳してもいいんだ

私の質問術
  A 最も重要なのは話しやすい雰囲気作り
B 「言い訳を許す」相手の愚痴を認めてあげる
C 質問攻めにしない 相手が質問してくれば上出来



3

「効く」質問集

 

【1】
「〇〇してくれませんか?」
  * 「すべきだ」「した方がいい」より、相手の返答の余地がある

【2】
「何が実際に起こったの?」
  * 起こった事実のみを挙げることで、推測に基づかない現状認識ができる

【3】
「次はどうしたら遅刻しないようにできるだろう?」
  * 遅刻した相手の意識が過去に対する言い訳でなく、未来に向く

【4】
「君が僕の立場だったら、どう考える?」
  * 相手が自分の立場から離れて深く考えさせる効果がある。「視点を異動」して複眼的に考える訓練になる。

【5】
「最も重要な問題点を三つ、順番に挙げるとすれば何?」
  * 問題を絞り込み、優先順位を付けることができる。

【6】
「目標からずれていない?」
  * 「この仕事はどう?」という漠然とした質問より答えやすい。目標からずれていれば、続けて問題点や対策を質問することもできる。

【7】
「5年後、どんな自分になりたい?」
  * 未来を考えることで新しい希望や目標が見えてくる。






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