「超一流になれる人」成功のノウハウ
「やれば出来るは、魔法の合言葉・・・♪」 創部わずか2年であるにもかかわらず2004年春の選抜で優勝、夏の大会で準優勝と甲子園を沸かせた地元愛媛代表の済美高校の学園歌の一節です。 あらゆる可能性を持った若い人には、能力の限界など気にせずチャレンジ精神を発揮してほしいのですが、私たち〝大人〟はただがむしゃらに突き進めば何でも出来るわけではありません。行動には一定のルールが必要なのです。
昨今のビジネスマンを取り巻く仕事環境は厳しさを増すばかりですが、このような時代にも着実に成功への道を歩んでいる人がいます。〝超一流〟と呼ばれる人たちには一定の「成功の法則」に従って考え、行動しています。今回は「THE21 平成17年2月1日号」から、〝超一流になれる人〟の成功のノウハウを、目的とするキーワード別にご紹介します。
1.経営力
堀江貴文(32) (株)ライブドア代表取締役
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- 〝情報力の差〟はそのまま〝実力の差〟となる時代。情報を大量に取り込み、片っ端から処理する、処理能力が必要
- 株を長期に所有してくれる個人株主を増やすことが経営安定につながる
- 厳密なコスト管理、お金の出入りのバランスに注意を払うなど、ファイナンス重視の経営が重要
- 部下をぐいぐい引っ張るリーダーシップがなければ経営も金儲けも出来ない
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2.企画力
野尻佳孝(32) (株)テイクアンドギヴ・ニーズ代表取締役
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- 〝景気に左右されにくそうな業種は「シルバー・ビジネス」「人材派遣」「冠婚葬祭」その中で、外国人の結婚式を見たことをきっかけにブライダル事業に進出
- 社員は〝幹事好き〟を。あえて努力しなくても、常に人を楽しませることを考えているから
- 雑誌、映画、本、芝居、レストラン・・・流行に関してはどんな知識も広げる
- 「嬉しい意味で、お客様を裏切れ」お客様の想像を上回るサプライズを提供するのが目標
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3.仮説思考力
佐野眞一 ノンフィクション作家
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- 〝ノンフィクション〟の執筆にあたっては、先ず「仮説」を立てることから。
これを検証するという手法で作品を仕上げる。
- 仮説を進化させたら、次は自分の目、自分の足で検証する。
- 「読む」力を養うことで見えるものの量が変わる。それには、立ち止まって考える習慣を見直したらよい。自分の五感だけで目の前の現実と向き合えば、いろいろなものが見えてくる。
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4.プロデュース力
おちまさと プロデューサー
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- プロデュースの基本は結果から考えること。浮かんだイメージをどのようにアウトプットにまで結びつけるかがプロデュース術
- 基本は「プライオリティー」。優先順位を考えて、そもそも何を目指していたかの初期設定に立ち返るようにすれば何をすればいいかと迷うことはない。
- 先ずはポジティブシンキングで立案を。次にネガティブに欠点を挙げつらっていろいろな箇所をナイフで切り落とす。
- 「教えて」という受け身の姿勢では何も上達しない。命令で取り組む仕事でも自分がやりたいからやるのだと気持ちを切り替えれば、確実に成長出来る。
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5.コミュニケーション力
梅津弥英子 フジテレビアナウンサー
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- 現状の自分を否定しすぎずに、肯定することも大事。自分を受け入れられなければ他人を受け入れることも出来ない
- 最初に結論を。その後簡潔に理由を説明する
- 自分の中で情報を整理して話す際は「言葉に気持ちを乗せる」ことを心がけて
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