本人が望んで選んだ場合も、止む無くその道に身を投じる場合もあるでしょうが、40代、50代でそれまで長年勤務した職場を離れて独立する方が多くなっています。仮に雇われていた頃と同じ業務内容だとしても、‘雇われ脳’から脱却して‘稼げる脳’を作らなければ成功はおぼつきません。

‘雇われ脳’は自分の力ですべてこなそうとするのに対し‘稼げる脳’は他の人にできることはひとにまかせるのが基本。達人たちによるそれらの比較と、‘稼げる脳’の鍛え方をご紹介します。（参考　アントレ2013春号　発行RECRUIT）

１．   達人たちが考える‘雇われ脳’と‘稼げる脳’の比較

①    ビジネス書作家　／　荒濱　一

稼げる脳：組織の外から俯瞰で考える

雇われ脳：目の前の業務に追われる

②    ファイナンシャルドクター　／　北川邦弘

稼げる脳：未来への投資を惜しまない

雇われ脳：経費削減に目を奪われる

③    YouTube集客コンサルタント　／　菅谷信一

稼げる脳：顧客づくりの重要性を認識

雇われ脳：社内に注力して集客を軽視

２．   稼げる脳の鍛え方

①    フリーマーケット

週末や勤務後などの時間を使い、プチ起業としてフリーマーケットに参加してみる。その経験を通じて、「売上と経費の管理」「効果的な集客方法」「儲かる仕組み作り」「来客とのナマのやりとり」などを体験することが出来る。

②    ヤフオク

これからの起業に不可欠なのは「ネット活用術」。インターネットを通じた商品PR術や集客術は独立時に大いに役立つ。

③    イベント

参加者のニーズを正しく見極め、集客につなげるノウハウが身につく。開催回数が増えるにつれ企画の立て方や話術が鍛えられるはず。