消費税増税直前…企業の確認作業
消費税UPの日が近づいてきました。企業では、この日をスムーズに迎えるための準備が必要です。特に取引先企業、お客様とのトラブルが発生しないよう事前の作業を確認しておきましょう。
【増税直前に確認・準備しておきたいこと】
1.書類の確認
○ 価格表、値札、その他の販促物の表示の確認
○ 契約書、請求書での外税化と適用税率の明示
○ 見積書の有効期限と適用税率の整合性の確認
○ 取引先からの請求書類の確認
2.3月末から4月初旬の作業と経理処理
○ システム変更の動作確認
○ 3月末までの在庫の確認
○ 3月中納期分の期中納品への再確認
○ 納期が遅れたときの責任の範囲と税負担の確認
○ 近々必要となる印刷物の準備(3月中)
○ 郵便物の3月末までの発送
○ 通勤定期券の3月中の購入(有効期間は5%)
○ 3月中の輸入申告(可能な限り)
○ 4月1日をまたぐ締め日の請求書の税率併記
○ 返品処理や分割販売の経理処理の確認
○ 税率混在時の経理処理の確認
3.購買や営業活動での留意事項
○ 特措法への理解と禁止行為への社内対策
○ 増税に伴う反動減への備え
○ 値引き依頼の想定問答作成やその対策の実施
○ 顧客との従来以上の関係強化(4月以降)
4.消費税率10%への備え
○ 販売計画の作成と実際の数値との再分析
○ 競合他社や市場の動向に関する情報収集
○ 新製品や新たな取り組みへの顧客・市場の反応確認
○ 新しい価格への顧客の反応分析
○ 増税の資産繰りへの影響度の確認
(参考:日経MJ 平成26年3月14日)